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犬がインターホンに吠えるのをやめさせるには?原因と対処法を解説!

犬がインターホンに吠えるのをやめさせるには?原因と対処法を解説!

インターホンが鳴るたびに飼っている犬がワンワンと吠えてしまう……犬を飼っている方にとってはあるあるですよね。いつもはおとなしくてとってもかわいいのに、相手の声は聞こえないし、叱っても吠え続けて困っている方も多いのではないでしょうか。

でもじつは、インターホンに吠えるのには、犬なりのきちんとした理由があるのです。犬は飼い主に何を伝えたいのでしょうか?犬の気持ちを理解すれば、解決策も見つかるかもしれません。このコラムでは、インターホンに吠える犬の気持ちはどのようなものか、また解決するにはどのような方法があるかをご紹介します。

どうして犬はインターホンに吠えるの?

宅急便や来客でインターホンが鳴るたびに「ワン!ワン!」と犬が吠えていませんか?犬の声でインターホン越しの声が聞こえず、誰がきたかもわからない……なんてこともありますよね。

いつもはおとなしい犬でも、インターホンが鳴ると吠えてしまうことは珍しくありません。なぜ犬はインターホンが鳴ると吠えてしまうのでしょうか。その理由は次のようなことが考えられます。

来客を警戒しているから

犬が吠える様子をよく見てみましょう。目が大きく見開き、耳がピンと立っていませんか?犬によっては、尻尾を体の中に隠してしまっている場合もあります。

これらの様子を見ると、明らかにいつもとは違うということに気がつくのではないでしょうか。このような吠え方は、不安や恐怖心からくる「警戒吠え」です。

犬にとって家は大事なテリトリーです。注意深い犬の場合、インターホンが鳴ると、そのテリトリーに誰かが侵入しようとしていると感じてしまいます。

その結果、来客を強く警戒してしまい、恐怖や不安といった気持ちから吠えてしまいます。

お客さんの訪問がうれしくて興奮しているから

来客が犬をなでたり、遊んでくれたりするご家庭の場合は家ではこの吠え方が多いでしょう。お客さんの訪問に喜ぶ犬は、インターホンが鳴ると、自分にとってよいことがあると学習しています。

そのため、犬はうれしくて興奮して吠えているのです。このときの犬の様子は、尻尾を振りながら吠えている場合が多いでしょう。

飼い主に来客を知らせようとしているから

「誰か来たよ」と犬が飼い主に教えるために吠えていることもあります。警戒しているわけではありません。犬は、来客を飼い主に伝える「仕事」をしているつもりなのです。

このときの犬の様子は、飼い主の近くまでいき、軽く尻尾を振りながら飼い主とインターホンを見て吠えている場合が多いでしょう。

このように犬が吠えるには、犬にとってはきちんとした理由があります。このほかにも、犬の性格や飼い主の対応が深く関係しています。

まずは犬が吠えるきっかけを知ろう

まずは犬が吠えるきっかけを知ろう

どのタイミングで吠えるかは、大きくわけると次のようなポイントがあります。どのタイミングで吠えるのかをよく見てみましょう。

  • インターホンが鳴ったと同時に吠えるのか
  • インターホンに応える飼い主の声に反応して吠えるのか
  • 飼い主が玄関先にいき、犬の前からいなくなることに吠えるのか

犬のしつけをする際には、注意をするタイミングに気を配る必要があります。たとえば飼い主の声に反応して吠えているのをしつけるためにおやつなどを与えていると、犬は吠えたからおやつがもらえたと勘違いをしてしまいます。

この場合は、吠え始める前にしつけをして、吠えてはいけないのだと教え込む必要があるでしょう。

また、インターホンが鳴ったと同時に吠えている場合は、インターホンの音に慣れておらず、警戒しているのだということがわかります。

どのタイミングで、どのような吠え方をするかというのは、解決策を考える上で非常に重要です。まずは、犬の状態をよく見てみましょう。

犬がインターホンへ吠えるのをやめさせる解決策とは

犬が吠えることをやめさせるためには、飼い主の対応がとても重要です。たとえば犬を叱る場合は、犬とおなじように大きな声を出すのではなく、いつもより低い声でゆっくりと「しっ!」というのがポイントです。

それでも吠えることをやめない場合は、犬を無視したり、その部屋から出ていきましょう。犬は自分が吠えたために大好きな人に無視されたり、大好きな人がその場からいなくなってしまうことに気づきます。

しだいに、犬は吠えることよってよいことがなくなるということを学習します。その結果、吠えることが少なくなっていくのです。

そのため、犬が吠えたら「無視する」「部屋から出る」といった行動をとるようにしましょう。このほかにも有効な方法をご紹介します。

インターホンの音に慣れさせる

犬にとってインターホンの音が特別な音ではなくなるように、慣れさせましょう。インターホンの音を録音しておき、普段から聞かせることで音に慣れさせることができます。

また、不安や恐怖心から吠える場合は、インターホンの音を聞いている犬を優しくなでるというのも有効な方法です。飼い主が触れることで犬は安心します。しだいにインターホンの音に対する恐怖や不安を減らすことができるでしょう。

待てや伏せをさせる

うれしくて興奮する犬に有効な方法です。まずは、インターホンの音を録音したものを利用します。インターホンの音が鳴ったら、すぐに「待て」や「伏せ」といいます。うまく「待て」「伏せ」ができたら、たくさん褒めておやつをあげましょう。

そうすることで犬は、インターホンが鳴ったときに飼い主の指示通り「待て」「伏せ」をすると、自分にとってよいことがあると学習します。はじめはなかなか思うようにはいかないかもしれません。

しかし、何度も繰り返しおこなうことで、犬はしだいに学習します。この学習が進むと、インターホンのこと以外にもよいことがあります。

犬は好奇心から、散歩途中に出会ったほかの犬や、小さな子どもに飛びつこうとするときがあります。そんなときに伏せなどの指示をすることで、犬や人に飛びつくことを防ぐことができるでしょう。

ハウスをさせる

インターホンが鳴ったら、犬が自分でハウスに入るようにします。まずは、飼い主が「ハウス(ほかの言葉でもかまいません)」と指示をすると、犬が自分でハウスに入るように練習します。

はじめのうちは、おやつやおもちゃを使って、犬をハウスに誘導するとよいでしょう。犬がハウスに入ったら思いきり褒めてあげましょう。そうすることで犬は「ハウス」に入るとよいことがあると学習します。

ハウスができるようになったら、次はインターホンの音を聞かせます。そしておなじように「ハウス」と指示を出してみましょう。うまくできたら、褒めたり、おやつを与えたりします。

はじめのうちはうまくいかなくて当然です。うまくできなくても叱らないようにしましょう。叱ってしまうと犬は、叱られている意味が理解できずに混乱してしまいます。根気よく何度もおこなうことがポイントです。

インターホンの音を変える方法もある

インターホンの音を変える方法もある

犬にとってインターホンの音が不快な場合、吠えることをやめないことがあります。その場合は、インターホンの音そのものを変えるというのも有効です。

そのほかにも犬がインターホンの音を覚えている場合も、音が変わると吠えなくなるということがあります。もしお使いのインターホンの音が変更できるのであれば、試してみてはいかがでしょうか。

しかしインターホンの機種によっては、設定で音を変えることができないものがあります。その場合は、リフォーム業者などに相談してインターホンの機種を変えてみるのもよいでしょう。

まとめ

犬がインターホンに吠えないようにするには、犬を無視したり部屋から出るといったことをおこなうのも効果的です。これらは、やりはじめてすぐには効果が出ません。根気強くおこなうことが大切です。

それでもなおインターホンに吠えるのであれば、インターホンの音そのものを変えてしまうという方法もあります。設定で音が変えられればよいですが、そうでない場合はインターホン自体を取り換える必要があります。インターホンの交換に関しては、一度リフォーム業者に相談してみましょう。

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